猫と萌えがあればいい?

いい加減おばさんに片足つっこんでる私の萌えと猫と日常。ゲームもアニメも大好き。アイドルマスターは765も876も346も315もみんなまとめて大好き。あとは刀剣乱舞その他もろもろ。真っ白な愛猫が現実を支えてる毎日。

20年前の今日のこと。

もう20年もたってしまったんだなぁと色んな意味で震えてしまった。
あの画面越しにも信じられない映画みたいな光景を一生忘れないと思う。

あの日あの夜私はいつも通りオンラインゲームの世界にいた。
その頃私はドリームキャストのファンタジースターオンライン(PSO)に夢中で少しの時間でもあっちの世界に飛び込んでいた
それこそ学業どころか日常生活にも支障が出てきた頃でそれがますます私をあちらの世界へ逃げ込ませる要因になっていたんだと思う

あっちの世界に行けばだいたいいつも誰かしらいてただそこで喋ってるだけでも楽しかった
ロビーにはとりどりの服装様々な姿形のキャラに溢れていてアメリカのサーバーもあったから時々はアメリカやドイツの人なんかと遊んだりもした

その日も私はロビーで知り合いと喋っていた。
MMOをやった事がある人ならわかると思うけどチャットは何種類かあって友達と2人だけで喋ったりパーティ内で話したりその場にいる全員に聞こえるように話したりできるようになっている
オープンでその場にいなくてもそのゲーム内の同じサーバーにいる人全員に話せるチャットもあるけれどこれを使うことはあまりない
あまりないからこそ注目されるそのオープンなワールドチャットがにわかに騒がしくなった

ニュースみて!大変だ…!なにこれ…
ザワザワと流れ出す大量のチャットに押されるように別のテレビをつけると目に飛び込んできたのはあの有名なビルに飛行機が突き刺さっている信じられない光景だった
どのチャンネルをつけても映されるおなじ光景アナウンサーの混乱した声
これが真実だと理解するのに随分時間がかかった
ふとゲーム画面をみるとロビー内の人々が次々黒い服に着替え出していた
確か服の色を変えるのにゲーム内通貨が必要でまだゲーム始めたてだった私は友達に色を変える為のお金をもらって着替えたんだと思う
私のキャラはメイド型のロボでメインカラーは黄色の明るい子だったからその標準的な黒いメイド服があまり似合ってなかったのも覚えている
それから何人かいたアメリカ人の知り合いがリアルでもゲーム内でも無事であることを確認するまで朝方までなんとも言えない気持ちで過ごした

まだ若かった自分にとってあの光景とその後に知ることになるこの事件の内容の衝撃は今思い出しても思い詰めすぎな程ででも確実に自分の人生に影響を与えた
生きてるならやれることはたくさんあって今自分がやるべきこと成すべきことから逃げてはいけないんだと反省もした
ゲームとの付き合い方も良い方に変える事ができた
日常っていつ変わるかわからない
映画みたいな出来事が本当に起きることもある

そんことを突きつけられた日だった

どうかこんなことがもう世界のどこでも起きませんように!