オタ友じゃない友にすすめるコミックの話。
昨夜、仕事のあと友人と出かける予定がありまして。
その前にどうしても一件済ませておきたい用事ができたため、いったん私の家に寄ってもらったのです。
30分ほどで終わる用事だったので友人には本の部屋で待っててもらうことにしました。
この部屋、私が集めたコミックと本と保管用の雑誌のためのスペースでこれがしたいがために一軒家を探したくらい大量に詰め込んであります。
まぁ何かしら好きなのを読んでくれればと思ったのですが。
「ねぇ、オススメはどれ?」
本棚を眺めている友人をおいてパソコン部屋に向かおうとしたらそうたずねられてしまったのです。
これがオタ友なら、好みも把握しているし読んでほしいなと思うものもすぐ浮かぶのですが。
彼女は
- 普段はほとんど漫画を読まない
- おしゃれな雑誌が主食?
- 本は好きっぽい
- 30分でさくっと読める。もしくは、1話完結とか。
うむむ…ってなるじゃないですか。
あ、そうそう
- 食べ歩きが好き!
ここが私との共通点。
なので、この2冊を選びました。
どっちも大好きで何度もよんでるのに何度でも面白い。
そこそこ文があるから本好きさんにも満足できるかも。
よしながふみ先生はもう大御所って感じですよね
『大奥』も『昨日なに食べた』も続きを楽しみに待っています。
なにより、私はよしなが先生のおかげてBLに対するアレルギーが和らいだ大恩人でもあります。
それはおいといてもこの本は!まずでてくる食べ物がスゴく美味しそうに描かれてる。
よしなが先生の漫画にでてくる食べ物ってだいたい美味しそうなんですけど、先生自身が美味しいものに対する思いが強いせいなんでしょうねー。
で、実際にあるお店を紹介する漫画なのにストーリーが面白い。
ただ、あれがおいしいこれがオススメっていうグルメレポじゃなくて、漫画としてお話が成り立ってるのって珍しいんじゃないかな?
この本の中のお店、3店行ってみたけどどれもほんっとにおいしかったなぁ
どれも東京のお店なので気軽に行けないのが残念です
もう1冊は、先のとは真逆といっていい感じで同じ実在のお店のルポですがよく町でみかける潰れてるような外見なのに営業中の札がかかっている謎のお店に飛び込んで、ちゃんとした料理がでてくるのか判定するという体当たりな本です。
いまは本屋にいくとこういう体験してみた系のエッセイコミックがたくさんあるけどこの頃はまだ珍しかった気がします。
半分が文章で半分が4コマとイラスト。
菅野さんの軽妙な文章がするする読めて楽しいし、猫化してるお二人が可愛いやら可哀想やら。
声優の岩田光央さんもちょっとでてきたりして。
で、よしなが先生の本に登場する友人O田N子さんが実は菅野さんがモデルと聞いてふぉぉっ…!ってなったのでした。
さて、好きな絵柄の方を読むといいよーと言い置いて用事を片付けに行ったのですが、戻ったらさっきと同じ姿勢のまま読み耽っておりました。
ソファに座ればいいのに(笑)
よしなが先生のコミックでからっぽの胃が刺激されたようなので大急ぎでおでかけしましたとさ。
いま、「愛がなくても~」をみかえしてみたら1ページ目に思いきり『男同士のセックスを描いて生計をたててる」ってかいてあってびっくり。
彼女はなんとも思わなかったのだろうか。
私が思うより世の中ってBLを受け入れてるんだろうか。