猫と萌えがあればいい?

いい加減おばさんに片足つっこんでる私の萌えと猫と日常。ゲームもアニメも大好き。アイドルマスターは765も876も346も315もみんなまとめて大好き。あとは刀剣乱舞その他もろもろ。真っ白な愛猫が現実を支えてる毎日。

お隣さん。

ここに引っ越してきたまでのことを書いたので今度は引っ越してからのことを書き留めておこうかと思います。

 

何年かかけて、理想的な住み処を見つけまして、なんとか転職もできて新しい生活をスタートさせました。

目の前は道を挟んで小川が流れていて、その向こうは田んぼ。

背面はいちめんの畑。

一方の隣は道を挟んで畑という環境で同じ地区の班にあたるのはもう一方のお隣さんだけ。

そのお隣さんも道と垣根を挟んでいるので生活音はほぼ聞こえません。

田舎らしく子供も少なくて、お年寄りが多いので夜もあっという間に静かになります。

車も通りません。

 

都会の煩さに辟易していた私にはこの静けさはうれしかったです。

 

近所の人はみんな穏やかで突然やってきた私にあれこれ詮索してくることもなく、こちらがお願いすれば過剰なほど熱心に畑のノウハウを教えてくれました。

 

唯一のお隣さんは、専業農家さんでした。

ご夫婦は幼なじみでずっとここで暮らしていてお互いを「産まれたときから知ってる」と言い合っていてとても馴染みやすい方々でした。

なんでも、代々お互い専業農家のお家で奥さんが実家の畑も受け継いで結婚したそうでここいらの畑のほとんどがお隣さんの所有物なのだそうです。

そのためお二人ともすごく毎日忙しそうにしていました。

農業を円滑にすすめるために地域の役は積極的に引き受けているそうです。

奥さんの方は上の子供が幼稚園に入ってから今までずーーーっとなんかしらのPTAの役員を引き受けてるんだとか。

とにかく顔が広くて明るくて色んな人に頼られてるというご夫婦。

前述の通り子供がいます。

上が男の子、下が女の子。

あまりに子供の声がしないのと、挨拶に伺う前にあちらから声をかけて下さってそのまま引っ越しのごあいさつをしたので実は3ヶ月くらい子供がいることを知らないままで、夏休みに入って初めて顔を合わせることになったのでした。

上の子供が小学高学年、下の子が低学年だったはずです。

庭で洗濯物を干しながら猫と会話しているところを見られたのがはじまりでした。

うちの猫は私以外の生き物からは逃げるので寄ってきた彼女はがっかりしていましたが。

その頃からちょっとずつ交流していくようになりました。

 

もし、二人がずうずうしかったりうるさかったりお行儀が悪かったりしたら、私は絶対に家にあげなかったし交流も避けたと思います。

二人は、明るくて元気だけどうるさくはないし、躾の行き届いた子でした。

うちに遊びに来ていて、喉が乾いても勝手に冷蔵庫をあけたりしなかったですしトイレに行きたくなったらわざわざ自分の家に戻っていく位でした。

なので、私も徐々に彼らが家にいても気にしなくなっていきました。

 

上のお兄ちゃんはさすがに年齢が10を越えていたのでお友達と遊びに行くことが多かったのですが、下の子はお兄ちゃん不在でますますつまらなくなったのか頻繁に訪ねてくるようになりました。

ご両親はめちゃくちゃ忙しそうでしたしね。

 

ちなみに、お隣さんに一応二人が家に来ることがあると伝えたのですが「あら!助かるわぁ」と言われ「あ!邪魔ときは遠慮なく追い出してね!」と言われただけでした。

 

ニコニコ動画で一緒にアイマスのMADをみたり、私がゲームしてるとこを静かに眺めていることが多くて、さすがにこんなの、つまらないだろうと思うのに何度聞いても「おもしろいよ」としか言わないのです。

 

こんなんでいいのかな?とも思いますが、私が私の休みに気を使って何かするのもアホらしいしなぁとしばらくそのままでした。

もちろん、一緒にみるものは不健全じゃないものを選んでいましたが。

今でも妹ちゃんは765プロ好きです。

 

私が仲良くなるにつれ我が愛猫も心を開くようになりました。

 

そのうち、子供たちは親にDSを買ってもらったりして一緒のゲームで遊ぶようになりました。

人生ゲームとかぷよぷよとか。

3DSになるとどうぶつの森とかもやりました。

その頃には、私なんかよりずっと上手に遊んでいてレア花とられるのが怖くて引きこもりの森だった私に信頼できるフレンドを紹介してくれたりして。

別にフレンドをほしい訳じゃないんだけどとは言えず笑いを噛み殺しながら年下のフレンドと遊んだりしました。

 

この辺りから、この二人との関係も変わってきた気がします。

 

たまに一緒にカラオケにいくと私の全く知らないボカロ曲を歌っていたり、知らないアニメの主題歌を歌ってくれたり。

 

ゲームとかネットに疎いお隣さん夫婦に頼まれてwi-fiを導入したり、上の子が高校生になってスマホ買ってもらってLINEで話すことが増えたり…

会話も行動もどんどん対等な関係になっていきました。

 

いっときオタクになりかけていた上のお兄ちゃんは高校でリア充に転職成功して私にはさっぱりなJ-POP好きな男の子になったけどやっぱりゲームが好きで自分でプレステ4買って私の嫌いな戦争のゲームをやったりしています。

アプリは、わたしがやっているものとかぶっているものが多くて特にデレステは顔を合わせる度に話題にしています。

推しは小日向美穂ちゃんならしいです。

 

下の妹ちゃんは見事に腐女子になりました。

私は腐ってないので私の影響ではないと思いますが。

中学校に上がってからはオタク友達も増えたようで私の知らない世界をたくさん教えてくれてます。

 

リアルなオタク友達との交流で一番大事なことは自分の萌えを過度に押し付けないこと。

 

と、彼女が腐女子と知ってから慌てて教えたのですが私と彼女の間に限ってははまってるものをアピールしあうのは日常的になっています。

彼女が「絶対におもしろいから!」というのでしぶしぶ見たおそまつさんにまんまとはまったし、私が「FRAME が好き」と話した翌日にはSide M の試聴動画を律儀に全ユニット見てJupiterが好きでSEMの曲が気になると話してました。

 

私が好きな刀剣乱舞は「戦うのは嫌い」ということで却下されて、彼女が好きなゲーム実況というジャンルには残念ながら私は興味がわきませんでした。

 

3人が共通して好きなのはアイマスだけなのですが。

私1人なら絶対触れなかった世界に連れていってくれる。

やっぱりいいところに引っ越せたなぁとしみじみ思うのでした。

 

ちなみに二人はわたしのこと「ねぇね」と呼びます。

最初呼ばれたときはぽかーんとしたのですが、この辺りでは年上で未婚の知り合いや親戚の女性を「ねぇね」男性は「にぃに」と呼ぶのです。

可愛すぎてビックリです。

 

以上、引っ越した先にいた私の一番年下のオタ友の話でした。